2013年11月14日木曜日
小さな焚き火
30年程前に 「小さな焚き火を囲んで」
という詩を 作ったことがあります
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「小さな焚き火を囲んで」
子供たちの寝息が聞こえます
実にやすらかな寝顔です
僕は子供たちの寝顔を見ながら
遠く長い人類の歩みを思い浮かべます
五十万年を越える昔、アフリカの原野で
私たちと同じ形をした生き物が
夜の闇におびえながら、小さな焚き火を囲み
疲れた体を横たえたとき
言葉をもたないかれらもまた
子供たちの寝息を聞き、やすらかな寝顔のそばで
今日一日の無事を喜び
明日一日の糧を願ったに違いないのです
「愛と許し」を説く、イエスが生まれるはるか昔
すでに、人類は分かち合いと助け合いによって
生命を受け継ぎ、育み、次代へ託していったのです
今、隣でやすらかに眠る子供たちに
僕たちが残してやれるものは
奪い合いと殺し合いでしょうか
それとも、分かち合いと助け合いでしょうか
僕にはただ、規則正しい寝息が聞こえるばかりです
1984/12 篤樹
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今日 小枝を集めて 焚き火をしました
改めて 焚き火の暖かさを 堪能しました
回文狂歌:小さな焚き火
こえだえこ 小枝エコ
ひをつけつをひ 火をつけ強い
たきびきた 焚き火きた
なさいちいさな なさい小さな
ひのそばそのひ 火の傍その日
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