2008年6月30日月曜日

アジサイの花


梅雨のこの時期 雨に濡れてアジサイが
いかにも 奥ゆかしげに 咲いています

人目につかない 奥まったところに
鮮やかな紫色や 薄緑を見つけると
なんだか ほっとして足をとめます

確か箱根登山鉄道の アジサイ祭りも
この時期ですね

ゆっくり登ってゆく 電車の両側に
アジサイが 咲き揃っていましたね


回文狂歌:アジサイの花を詠める

あめひめあ    雨秘めあ
くさかげがさく  草かげが咲く
はなのなは    花の名は
きさらむらさき  黄さら紫
あじさいさしあ  紫陽花挿しあ

2008年6月25日水曜日

産地偽装


またもや出ました 産地偽装
一色うなぎに 飛騨牛と豚肉

去年の北海道 ミートホープや
秋田での比内鶏 船場吉兆など
何一つ 教訓にされてないです

責任者のおわび会見 責任逃れ
「やってません」「知りません」
「いけない事とは思っていた」
「上から言われて仕方なかった」

真面目に生産に取り組み 真面目に
表示し 真面目に働いている皆さん
めげずに よろしくお願いします!

回文狂歌:うなぎの産地偽装を詠める

うそぎそう    ウソ偽装
うなぎあきなう  うなぎ商う
ひとにとひ    人に問ひ
さんちだちんさ  産地駄賃さ
いつわりはつい  偽りはツイ

2008年6月23日月曜日

沖縄慰霊の日


強制的集団自決 軍による住民虐殺 
マラリヤによる病死 そして餓死

アフリカや 北朝鮮の話ではなく
60数年前の 沖縄での話です

島民のうち 4人に1人が犠牲者に
15万人にもなると 推測されます

63年前の 6月23日 この日で
沖縄における 組織的な戦闘が終結

日本に帝国陸軍 帝国海軍が存在し 
国家のすべてを 戦争に向けていた 
約半世紀前の わが国での出来事です


回文狂歌:沖縄慰霊の日を詠める

しまいまし     島今し
せんそうそんせ  戦争存せ
がしもしか     餓死もしか
いれいけいれい  慰霊敬礼
おきなわなきお  沖縄泣きを
 

2008年6月22日日曜日

減量口答


異常気象 原油高騰 景気後退 食糧危機
以上気性 減油紅灯 刑期交代 食堂危機

石油高騰 原料高騰 そこに自然災害
経費削減 業務縮小 さらに格差拡大

イカ釣り漁船が 出漁中止 そこで私も
自宅引きこもり 外出中止 減量口答


回文狂歌:メタボダイエットを詠める

めたぼだめ    メタボ駄目
むりするすりむ  無理するスリム
それだれぞ    それ誰ぞ
やせずはずせや  痩せず外せや
つきあいあきづ  付き合い飽きず

2008年6月18日水曜日

人生のまさか


岩手・宮城内陸地震 死者・行方不明22名
突き上げる震度6強 地面が突然姿を消した

その一週間前 秋葉原通り魔無差別死傷事件
歩行者天国に突っ込んだ トラックとナイフ

少し前5月に 中国内陸部では 四川大地震
ミャンマーではサイクロン 犠牲者数十万人

遠くにあると思っていた「死」が 思いの外
自分の近くにあったことに 気づかされます

揺らぐ筈の無い 大地が崩れ 土石流が襲う 
救助の善意の人に ナイフが突きつけられる

上り坂・下り坂の他に 人生には「まさか」
があると言いますが 場所までは分からない

一度きりの人生なのか 繰り返す人生なのか
運と不運の人生なのか 感謝祝福人生なのか


回文狂歌:やりなおす人生はあるのか

ふうんうぶ     不運初心
ねんりんりんね  年輪輪廻
きざむさき     刻む先
いぜんじんせい  以前人生
げんざいざんげ  現在懺悔 
 

2008年6月12日木曜日

国会議決


参議院で 野党が 首相問責決議を可決
それに対抗して 今日の午後には
衆議院で 与党が 内閣信任案を可決

後期高齢者医療や ガソリン暫定税率など
問題は 積み残されたまま 国会は閉幕へ

首相問責決議は 伝家の宝刀か竹光か
国民・国民と 国民を振りかざすのは
与党も 野党も変わりないですね

回文狂歌:終盤国会を詠める

ぎけつげき    議決劇
もんせきせんも  問責せんも
しんにんし    信任し
うといせいとう  疎い政党
こつかいがつこ  国会学校

2008年6月10日火曜日

秋葉原通り魔


日曜日の秋葉原 人で賑わう歩行者天国で
次々と人を刺す 通り魔事件が起きました
7人が亡くなり 10人が負傷しました

「秋葉原で 人を殺したかった」
「世の中が 嫌になった」
「誰でもよかった」・・・

加害者の背景が 報道されますが
なんとも 遣りきれない気持ちです

優等生から並みの人へ 下降の劣等感
学歴や社会の勝ち組への 恨みと反感
自分の安住が得られない 焦燥と孤独

加害者の心のヤミは 分かりませんが
被害者の方々には 哀悼しかありません


回文狂歌:秋葉原の通り魔事件を詠める

みらうらみ    身ら恨み
ひとさすさとひ  人刺すさ問ひ
よせなぜよ    止せ何故よ
はきあるあきば  覇気あるアキバ
にちようよちに  日曜よ血に

2008年6月7日土曜日

車内接待


霞ヶ関のお役人 毎晩遅くまで ご苦労様
帰りは家まで タクシーを用意いたします

相手は個人タクシーですから 飲み食い
車内接待は 個人個人の 営業努力です

実りある 国会論議 国民本位の行政は
大事なお仕事ですから 怒るなど問題外

これからも 毎晩遅くまで 頑張って下さい


回文狂歌: タクシー車内接待を詠める

こじんしご     個人私語
しすてむですし  システムですし
しくたくし     四苦タクシー
のるまきまるの  ノルマ決まるの
のむくうくむの  飲む食う酌むの

2008年6月5日木曜日

梅雨の晴れ間


関東地方も 梅雨に入りました
うっとうしい天気が 続きます

各国の自然災害や 景気後退など
湿っぽい話題が 伝わってきます

お天気につられて 気持ちまで
滅入ってしまいそうですね

それでも 時折 晴れ間が見えて 
木々の葉も 緑色が鮮やかです

湿っぽい話題も 梅雨前線と共に 
スッキリと 明けてくれるかな?


回文狂歌: 梅雨晴れを詠める

ういばいう   憂い梅雨
じめじめしめし じめじめ湿し
あめだめあ   雨駄目あ
あゆつるつゆあ 鮎釣る梅雨あ
あけてみてけあ 明けて見てけあ