2007年12月18日火曜日

我輩は○である


最近 立て続けに 狸と犬を主人公にした
面白い小説を 二つ読みました

一つは 森見登美彦さんの 「有頂天家族」
京都に住む 狸の名門 下鴨一家の話です

狸のほかにも 天狗や弁天が出てきて
京の都 所せましと 大暴れいたします

もう一つは 松浦理英子さんの 「犬身」
犬にあこがれ 犬に変身してしまう 女性

あこがれの飼い主と その家族をめぐって
フサと呼ばれる犬になった 主人公がけなげです

漱石の「我輩は猫である」と カフカの「変身」
それに 賢治の「銀河鉄道の夜」を 加えたような・・

「犬や猫 ペットと言うより 家族の一員だ」イヤ
「家族より もっと愛しい」そんな声がしそうです

今日の回文:家族はクソか(カゾクハクソカ)
      ごねぬイヌネコ(ゴネヌイヌネコ)

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